- 仮名草子
- かなぞうし【仮名草子】(1)江戸初期に行われた仮名または仮名交じり文の物語・小説・教訓書・地誌・遊女評判記などの総称。 実用性・教訓性・娯楽性などを特色とする。 作者に浅井了意・鈴木正三(シヨウサン)らがあり, 作品に「清水物語」「竹斎」「恨之介」「東海道名所記」など多数がある。 室町時代の御伽草子(オトギゾウシ)のあとを受け, 西鶴の「好色一代男」に始まる浮世草子へ連なる。(2)仮名文もしくは漢字仮名交じり文で書かれた草子類の総称。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.